ひとは、75%を人からどう思われているかに神経を使う、とショーペンハウエルは言っています。
だれでも、人の目を意識してしまいます。
ある起業家が投資家に自分たちのビジネスをプレゼンしようとしていました。
このプレゼンが成功しないと未来の投資家からの援助がもらえない、切羽詰まったものでした。
プレゼンには、50社ほどの起業家が集まっていました。
採用されるのは、その中のほんの数社だけ。
自分の順番がきた時、自分が資料を持って来ていないことに気が付きました。
資料は、古いカバンに、シナリオはいつものスーツのポケットに入れたままでした。彼は新しいスーツと新しい鞄で来ていました。
順番が来ました。
彼は立ち上がると、自分たちの起業がいかに優れており、収益性も社会的貢献度も信頼性もいかに高いかを熱心に話し始めました。もちろんメモも資料もありません。詳しい数字もありません。
しかし、投資家からの支援を取り付けたのは彼の会社だけでした。
彼にあったのは、強い熱意と自信だけ。
資料やデータではなく、彼の熱意が投資家を動かしたのです。
人にどう思われるかといったことではなく、かれの熱意だけが投資家の心を動かしたのです。
大勢の前で緊張しない3つ+1つの方法
私は、子どものころ親から「人前で話すことはみっともない」と言われました。間違ったことを言えば恥をかくから、という意味だったと思います。そして、私は人前で発表することをしないおとなしい子に育ちました。
小学校でも「お前は作文でははっきり意見があるのに、発表できない」と言われました。
何か順番に発表する機会があったときなど、自分の順番を数え、何を話そうかと緊張しながら頭の中で繰り返し唱えてから発表しても、声が小さくて何を言っているのかわからなかったり、前の人が言ったことと同じ内容でしか発表できませんでした。
今は、平気で人前で話せますが、大人になるにつれ人は勇気と気力を絞って会社や学校で発表したり、面接をしたり、行動したり、意見を言わなければならなくなります。
それは、成功をおさめた人も、サラリーマンも学生もホームレスでも同じようにストレスを感じながら意見を言ったり行動したりしています。
発表したあと暫くして、ああいえばよかった。こういえばよかった。なぜあんなに緊張したのかといった自己嫌悪に襲われます。
すでに手遅れですが、後になって正しい答えが見つかります。
何度もリハーサルをする。なんどでも。
まず、マインドマップであらすじを作ります。テーマから、たこの足のように内容を掘り下げていきます。きちんと最後まで作りこみをします
緊張しないため
最初は発表の時、原稿を読んでいました。が、これではノートばかり見ていて伝わりません。
そこで、箇条書きにして、メモを見て話すようになり少しは改善しました。
様々な工夫の中で、鏡の前でリハーサルをしたり、録画してみました。
録画を再生してみると、自信のなさそうな自分が映っています。正直、見たくないと思いました。
情けない自分を見ながら、もう一回やってみてもなかなか変わりません。
上手い人の真似をしたらどうかとやってみましたが、不自然で物まね以外の何物でもありませんでした。
しかし、愚っ直に繰り返しやっていくと時間の配分が分かり、声の出し方や態度が少しづつ改善されていきました。
大切な試験やプレゼンにも同じことが言えると思います。繰り返しの練習。それが大切です。
どんな素晴らしいスピーチを簡単にやっているように見える人たちも、かげではみんな大変な努力をしています。
アファーメーションを使った方法
コーチングを勉強して、アファーメーションを知り、実践し始めました。
簡単に言うと自己暗示のようなもの。自己暗示と言うと洗脳と言う言葉が浮かんできますが、じつは逆で「緊張して話せない」という思い込みを逆洗脳することなのです。
緊張して話せない。試験で緊張して実力が出せなかった。と言う経験はだれでもあります。
緊張を解くために行うアファーメーションはとても効果があるのです。
やり方は、誰もいないところで必ず声に出して、自分の耳で聞こえるように毎日2回必ずやります。
緊張しないで発表したり、試験でも落ち着いてのぞむことができるアファーメーションの例を紹介しましょう。
「わたしは、どこへ行ってもくつろいで自分の家にいるように過ごすことができる。そして、自分の能力をいつでも最大限に発揮できることが嬉しい」
「私の言葉に、みんなが耳を傾ける。それは私が価値あるものを提供しているからであり、わたしの一言ひとことが、人々の人生を豊かにしていくことがわかるからわくわくする」
効果は強力です。やってみてください。
非言語のしぐさで自信のあるふりをする方法
発表前に深呼吸をすることは大切なことです。
ここではリラックスする呼吸法を紹介します。
「深く、ゆっくり、鼻から吸って、鼻から吐く。呼吸は非常に規則正しく、胸郭はリラックスした状態になる」
これは、わくわく学の呼吸法です。
そして、トイレなど誰もいないところで「世界を救うスーパーマン」の勝ち誇った姿勢を2分間します。この効果は絶大なものがあります。
発表している時には、頭の中でそのポーズをイメージしながら問題に対応していきます。
姿勢は、正しく保ちます。笑顔をみせ、楽しくてわくわくしている顔を参加者に見せます。
自分らしい姿が一番ふさわしい姿です。ポーズで構いません。発表するときに、わくわくどきどきする状態に自分を持って行けたら、そのプレゼンは成功しています。
本来の自分になれたとしたら、プレゼンの後になって言い残したことを思い出して後悔したりすることがなくなってきます。
アファーメーションや呼吸法、そして勝者のポーズは発表の時だけでなく、様々なところで役に立つ方法です。
急にやっても無理です。自分の思い込みを変えていく手法ですから、毎日愚っ直に続けてください。あなたの願いは叶います。
まとめ(緊張しないための方法とプラス1)
「挑戦するか、逃げるか」のどちらかでしかないのです。
逃げてもそれは自己責任です。当然、逃げたらあなたの評価は下がるでしょう。あるいはもう挑戦させてもらえなくなるかもしれません。
それでもいいのですか?
嫌だったら、挑戦してください。
ここでお話しさせていただいた3つの方法は、継続しないと効果は出ません。
パワーが欲しかったら、パワーを持ったふりをし続けるければいいのです
力強いポーズやアファーメーション、そしてリハーサルを繰り返してください。
「アファーメーションを毎日行っていれば、変化は流れるように自然に実現するからわくわくする」
「私は大勢の前で、親友に話しているように、気楽に話している」
こんな言葉を繰り返してください。
プラス1
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